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全員“カモ”

全員“カモ”

「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法

著者

ダニエル・シモンズ/クリストファー・チャブリス/児島 修/橘 玲

出版社

東洋経済新報社

発売日

2024年02月28日頃

ISBNコード

9784492047606

この情報は楽天ブックスより2024/11/19 14:08に取得したものです。

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本の情報

📕物理本読み終わった
興味深い
お勧めできる
登録した日

2024/07/17 09:27

最後に読んだ日

2024/08/14 10:04

読み終わった日

2024/08/14

感想

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本書のポイント

  1. 人間には真実バイアスがあり、目の前の情報を信じやすい傾向がある。

  2. 人間の認知的な癖や習慣(ハビット)を理解することで、騙されにくくなる。

    • 集中:目の前の情報に注目し、欠けている情報を見落とす
    • 予測:予想通りの結果に疑問を持たない
    • 思い込み:一度決めた考えを変えにくい
    • 効率:簡単な解決策を求めがち
  3. 人間の心理的な「フック」を知ることで、詐欺や欺瞞を見抜きやすくなる。

    • 一貫性:過度な一貫性は不自然
    • 親近性:知っているものを選びがち
    • 正確性:数字の精度に惑わされやすい
    • 有効性:簡単な解決策を信じたがる
  4. 騙されないためのポイント:

    • 少し受け入れ、多く確認する(p16)

    • 何が欠けているかを考える
    • 予想と一致した時こそ疑問を持つ
    • 自分の思い込みを認識する
    • データの背景や文脈を考える

感想

本書は、人間の認知バイアスや思考の癖を詳細に解説しながら、現代社会に蔓延する詐欺や欺瞞的な手法を見抜く方法を提示している。著者の豊富な研究経験と具体的な事例が、理解を深める助けとなっている。

印象的だった記述

「起こらなかったこと」を考えよ(p.68)

贋造が明らかになるのは正しい質問をした時だけ(p.160)

「1つの小さなトリック」で解決できることはほとんどない(p.312)