八潮 久道
KADOKAWA
2024年04月24日頃
9784041147917
楽天ブックス
筆者ははてなブロガーのやしお(id:yashio)さん。
おそらく年齢が近そうなのと、それゆえに自分の周りでもよく見かけるような、仕事や人にまつわるメカニクスについての洞察がとても鋭くて参考になることから、以前から購読しているブログの一つ。
このたび、カクヨムで執筆していた短編5本に書き下ろし2本を加えた7本が収録された短編集が出たということで、少し遅くなったけど買ってみた。
荒唐無稽とギリ有り得るの中間よりやや荒唐無稽寄りのような気がするのだけど、読んでるとなぜかありそうな気がしてくるのが不思議。
ミステリでいう「バカミス」がSFショートショートと悪魔合体するとこんな感じになるのだろうか。
書き下ろし「命はダイヤより重い」は、人命より鉄道ダイヤが優先される社会で、人身事故が起こることが事前にわかってしまう主人公の話。
人身事故が起こるたびに、同僚が詠む「ギャル短歌」が挟まれるのが印象的。
真面目な話かと思ったら急にふざけるようなところがあるので「人を選ぶ」にしてあるけど、私は好き。